突然の復活です。
年末にNHKで見たニュースについて。
出版社が本を出すときに、装丁や製本の感じを掴むためのサンプルを作成します。表紙はあるが本文がない。白紙を製本したものになります。「白い本」というのがありますが、それと同じ。これを「束見本」と呼びます。
例えば、印刷屋さんに勤めているおじさんから、「これをやるから、雑記帳にでも使いな」とか言われてもらったことのある人もいるかもしれません。
従来は用が済んだら捨てていたこの束見本を、さるデパートがチャリティで販売するというニュースです。値段はお客さんがつけます(200円以上)。収益は植林に使うのだとか。
それはいいのですが、気になったのは、アナウンサーの発音する「束見本」のアクセントです。
平板に「つかみほん」と読んでいる。これだと「世の中にはいろんな種類の本があるが、これはその1種で『束見』というジャンルの『本』です」という意味になりますわなあ。音だけ聞くと「掴み本」ともとれます。
私は「つかみほん」と読み「束・見本」だとばかり思っていました。印刷・出版業界の方から、ご意見を伺いたいところです。
販売はすでに終わってしまいましたが、私は見に行っても買わないだろうな。方眼とまでは言いませんが、罫線がないと書くのが辛い。B4サイズぐらいのがあったら、スクラップブックに使ってもいいか。
ではまた。
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